ゲームの話しかできない

ゲームの話しかできない

2017年10月くらいのゲームの話

この頃あったこと

何となく、この頃あって記憶に残ったことも併記しておくことにします。

 

Alphago Zero が自己学習のみで人知を超えた領域へたどり着いた

将棋や碁でこの手の話題になると人類を代表して人工知能と戦う流れになりがちですが、自動車より早くは走れないであろうオリンピックの金メダリストは相変わらずリスペクトされているし TOKIO阪神電車と競争するのを見るような感覚で見れば良いと思います。

 

とりあえず碁については死ぬまでコンピュータに介護してもらえる趣味になりそうなので個人的には良かったニュース。

 

塔亰Clanpool

せ〜んきょ、せんきょ、あかるいせんきょ〜

冒頭のこの頃あったニュースがここに絡んでくる、プレイヤーが電脳戦術内閣となって国民の信任を得つつ未知の敵と戦うコンパイルハートのゲームです。私はこれを第48回衆議院議員総選挙の前日〜当日にかけてクリアしていたので、ついニュースの話がしたくなったという。

 

概要

このソフトの一週間前に出た同じコンパイルハートの某お城が辛すぎて挫折したのですが、こちらは意外としっかりした 3D ダンジョン RPG です。ダンジョン RPG 革命を謳ってはいますが、特に革命というほど目新しい要素は無いと感じたのでそういう要素を期待している人は先に体験版を遊んで考えるのが良いと思います。体験版の雑魚は殺意が高すぎたのか製品番では大人しくなってますが。

 

プレイヤーキャラは電脳戦術内閣の女の子4人で、コンパイルハートのゲームなので露出度の高い衣装を纏い、ボディタッチでの成長要素(本当におまけ程度ですが)などもありつつ戦う感じです。パーティーメンバーとレベルによる基本ステータスは多分固定なので、トレハンで装備を集めたりガジェッティア(要はペルソナです)の付け替えでステータスやスキルをブーストしていくのがメインになります。

 

評価点

探索や戦闘はモッサリしておらず、特に戦闘はエクスペリエンスのゲームのような早さにする事もできます。リピート行動なども使いやすく、ストレス無く作業に没入できる感じです。また、装備やガジェッティアによる強化の幅が非常に大きく、うまく役割分担ができると簡単に数万〜数十万のダメージが出せてなかなかの爽快感があります。

 

レベリング周りもなかなか楽で、ストーリーを進めると経験値の高いモンスターを狙って呼び出す事も可能になるので困ったらレベルを上げて叩く事も可能、装備も最低限は固定の宝箱で得られます。高性能な装備も比較的入手確率が高いのでトレハン運が悪過ぎて先に進めない事はあまり無いと思います。

 

このゲーム独自の要素としては探索中に国民の支持率がリアルタイムに変動します(ちなみにゲーム内マネーも国民から寄付金が入るという名目で入手します)。普通にやっていれば支持率 100% が狙える独裁国家も真っ青のシステムなのでそれ自体がストレスになる事はありません(落とし穴に落ちると支持率が下がるのに落ちないと先に進めないマップは少し気になる程度、それも戦闘数回で挽回可能)。一定数歩く、敵を倒すなどで分かりやすく支持率が上がりボーナスも得られるので単調になりがちな稼ぎプレイが少し賑やかになります。

 

残念だった点

コンパイルハートのゲームとしては比較的まっとうに「異世界の侵略者からみんなを守るぞ!」というストーリーが進行して、何かセブンスドラゴン 2020 で見たような気はしますが自衛隊との確執があったり裏切り者が出たりして話も盛り上がり、いよいよ敵の本拠地らしいエリアに進入だ!というタイミングで登場する雑魚敵の名前が「ダークネーチャン」。そこは最後まで頑張ろう、な!

 

また、先述の支持率がある程度上がった状態(詳しい条件は覚えていません)で拠点に戻ると内閣総選挙という MVP キャラ投票が行われるのですが、得票数が同率一位になった時に小数点以下の投票を切り捨てて表示しているのか内部的に優先順位でも存在するのか、何故か一人だけが MVP として選出されてしまいます。現実ではくじ引きで決めるらしいですが、同点になりうるなら対応しておいて欲しかったところ。

 

同様に、「上級職に転職したい」と言った要素は議会の承認でアンロックされるのですが、贈収賄で簡単に転ぶ議員ばかりで難易度は無に等しく、ディスガイアの議会程度にすら機能していません。どんな時も己の欲のために足を引っ張り合う人類の描写としてはオッケーなのかもしれませんが、これはもう少し別の仕組みでも良かったような気がします。

 

余談

実はこれ「電パイル」という電撃とコンパイルハートが組んだブランドから発表されています。先月分の記事で書いた The Lost Child は角川ゲームスで、電撃も角川傘下。今となってはアスキーも角川…と思うとアトラス系以外で 3D ダンジョンに一番積極的な会社はもしかして角川…?

 

アズールレーン

国内ではこの頃〜もう少し前くらいに一気に流行りました。

 

それ自体の話はあまりする事がなく、ひたすらストレスになる要素を排除した周回・ハクスラ・オート戦闘・簡単操作でド派手なアクションなゲームです。

 

普通に面白いし赤城と加賀を掘るところまで進めたしまだまだやる気もあるんですが、気がついたらオート戦闘で放置しつつ他のゲームをやっていたりして、無関係なところでゲームとは何なのかを問われている感があります。ちょうど今もオートでイベントを回しながらこれを書いているので尚更。

 

もはや朝起きた時の目覚まし代わりのルーティンのようにソーシャルゲームと総称されているもの(実のところそれが何なのかもよく分かりません)を起動してしまっているので、もう疑問を感じない程度に習慣化してしまっているのかもしれません。

 

この手のゲーム全般をぴたりとやめる事があるとしたら…と考えていたら「病」とか「失職」、「事故」などの生々しい思考に至ってしまったのでこの項おわり。

 

 

英霊剣豪七番勝負

実装はこの頃でした。ネタバレと妄想を多分に含むので気をつけて進んでください。

 

お話について

メカ少女いいよね…とか言ってたらハロウィンイベントで巨大メカになったエリちゃんが出て来た事をここに記す(色々騒がれているので他の事を書く気がなくなった)。

 

ゲームシステムについて

そりゃアーチャークラスの強敵が出て来て武蔵ちゃんがスタメン固定ならオーダーチェンジするじゃろ…武蔵ちゃんを戦わせるんなら本当にタイマンにしてうまいこと調整するべきじゃろ…みたいな事は言い出すときりがないですが、今後映像作品化などされる事があるなら捏造でタイマンだったという事にしてくれたらいいなと思います。

 

新宿におけるアヴェンジャーの理不尽さ、アガルタ終盤における連戦のようなダルさはなく、無駄な戦いもそんなに無かったと思うのでその辺の調整は良かったのか、あるいはやっと私の手持ちサーヴァントが大体の無茶振りに対応できる程度に育ったか。ネロ祭は神。アサシンを安定して狩れる術ネロも神。

 

ちなみに強敵だと感じたのはパライソとエンピレオで、理由は不意の CT チャージがあると思っていない or アドリブで対応しきれなかったところからの宝具ぶっぱによるアタッカー壊滅でした。

 

駄文垂れ流し

 

1.5 部以降ずっと謎だった、マシュは出撃してないフレーバーなのに使える理由が説明されました。マシュが編成不可になると厳しいのはよく知っているので修正しろとは思わないものの、同じような疑問を持つ人が多かったから改めて説明したのかなと。

 

英霊の剣豪と七番勝負をするものと思っていたので完全新規のキャラはボンズやニンジャばっかりだなと思っていたため、「英霊剣豪」というのはそういう概念なんだなと理解させてくれたハゲに感謝。それにしても、一人だけ生身のはずなのに邪悪な力で +2/+1 の修正を受けただけであそこまで強い柳生とは、何のエンチャントも受けていないはずの武蔵ちゃんとは、SAMURAI とは。

 

1 部 7 章で召喚されていたけど語られる事のなかったサーヴァントの話という構想があったのか、あるいは日本のサーヴァントが出てくる話という大きな枠が分割されてこのような形になったのか、その辺りは興味があります。また、正気の巴御前もわりと牛若丸への当たりが強そうで、健在だった頃の様子なども興味があります(分別はつけようとする人なので人理そのものを優先してくれたのだとすると捗ります)。

 

天草オルタはオルレアンっぽいというか、そもそも 7 騎のサーヴァントを倒した後に出てくるラスボスという構図自体が Fate っぽいというか。特に中東に行く必要が無い場合でも天草は日焼けするらしい事実や叫び顔がリヨテラさんみたいなあたりでちょっと面白くなってしまいました。死因は注射。

 

小太郎くんはマシュ不在の中で武蔵ちゃんに続くパートナー枠としてよくマスターを護衛していたと思います。新たに属性が付与されて、とうとうメカ少女がママになってしまいました。後は、これが初登場だったらクリア時に聖杯と一緒に小太郎くんが仲間になっても良かったなぁ、とか 1 部 6 章が終わってベディが仲間になった時のドクターのセリフは今考えると重いなぁ、とか。マシュは(多分熱いイベントが挟まって)復帰するとして、ドクターの不在は今後なんとかしないといけない課題ですが 1.5 部のうちはそのまま進むんでしょうか。

 

小次郎、武蔵、沖田の中でいちばん強いのは?その答えはこのまんがを読めば分かる!?というわけで空位、根源、魔法、魔法に近い剣技、剣聖と言った概念の整理はそのうちされるのでしょうか。「魔法に近い固有結界に似て非なる 2 本のツノのまんなかにあるトサカの下のウロコの右」くらいまでなら行使するキャラクターはどんどん増えていますが…

 

プロトマーリン、エレシュキガルに続いて村正という爆弾を新たに抱えてしまったマスターの皆様におかれましては石、呼符(こふ)の貯蔵など励まれますよう。私の地元はとんじる派です。

 

では、逃げた道満のその後が明らかになるのか 2 部以降に持ち越されるのか、次回「異端なるセイレム」でまた会おう!